千代田の夜明けはまだ遠い??

 この夏、どさくさまぎれにいろいろなことがありました。

どちらかといえば、眉をしかめるようなことばかりで、気が重くなりますが、
とりあえず時系列にそって・・・報告しときます。

1)8月2日、千代田区は、旧千代田区役所跡地を国家公務員共済組合連合会(KKR・九段坂病院の経営主体)に50年間地代半額で貸付けるという「基本合意書」を取り交わしました。沢山、沢山、もっと中身をつめてほしい、地域医療に貢献する内容になっていない、といった区民の署名やら陳情やら傍聴やらがありましたが、委員会で審査されることなく、進められてしまいました。
 そのことが議論された7月21日の高齢者総合サポートセンター特別委員会では、石川区長と大山副区長が二人揃って委員会に登場して、「7月30日が先方との関係でタイムリミットだからよろしく頼む」と頭を下げたのですが、女性委員3名は、本合意の前に、もっと確認すべきことがあると粘りました。しかし、採決することもなく、九段坂病院の建て替え移転のために大切な土地の8割を半額で貸付けることが決まってしまいました。
 定期借地は何十年契約であろうと、議会の議決事項でないので、区長にとっては使いやすく都合がいいのでしょう。しかし、どう考えても、納得できません。高価な区民の土地であるにもかかわらず、手順手続きを欠いています。私も、委員外発言を申し出て、10分のみと許され質疑しましたが、この話を進めてきた関係者に大きな不信を抱きました。
 しかし、この時が、公の席で大山副区長を見る最後の場面になるとは、誰も想像しないことでした。(この件は(4)に)

2)そして、8月9日には、「第2の千代田区議会沖縄事件」が発生し、各派協議会が招集されました。(非公式の打合せの場)
 この夏も、広島・長崎・沖縄へと平和使節団が派遣され、議会から新人3人が、一人ずつ三か所に派遣され、その折に沖縄の使節団として派遣された議員が、3人の団員である女子高生たちを連れだって、11時すぎに外出したということをめぐって、問題が噴出したのです。ご丁寧に各派協議会が開催される8月9日の朝には、産経新聞に記事を書かせ、断じて“鎮静化させない”ということをした方がいて、当該議員さんはつるしあげに会いました。記事をみた区民からも、4年前に、沖縄視察で、ゴルフやドライブをしていたことを覚えている方も多く、「またですか、何やっているんですか」という声が私のところにもいくつも聞こえました。
 私は、この事件については、ツアーへの同行者その他さまざまな聞き取りをして、事実誤認的な要素があると感じています。事実の中のごく一部を切り取って、沖縄県条例違反だ、違反のおそれがある・・など、はたしてそういえるのか、どうして、もっと事実を調べることをしないで、そのように決めつけて、辞職まで要求するなんて、考えれば考えるほど納得がいなかないという思いが強くなるばかりです。たった一票差の多数派でいったいどこまでやるつもりなのか、私にはこの先の展開がまったく見えません。
 1~2月の百条委員会やちょうど4年前の沖縄事件には、文書・証言・実録のビデオもありましたし、法律家など含む第三者の関与によって、客観性の担保に努めましたが、今回は、文書一枚存在ないのです。担当課に聞き取り調査に行ったこと自体が大問題になるという不気味な雰囲気・・・です。
 詳しくはもう少し状況が確定してから書きますが、そんなことが起きています。

3)8月25日ころ、石川区長が自民党から除名されたという記事が、またまた産経新聞さんによって書かれ、役所内は不気味な空気が走りました。区長が政党に所属していないほうがいいに決まっていると思います。(この件では、自民党千代田総支部の有力者でも異論があったにもかかわらず強引に推し進める勢力があったとのうわさもあります。)男たちの政治の世界では、どうも、もっと根深い、怒り、怨念などさまざまなものがありそうです。この場合も、実は除名したことよりも、誰が何の目的で、この記事を書かせたのか、そちらにどうやら思いがありそうです。区議選のみならず、区長選、都議選など数々の選挙にかかわってきたゆえに、感じるものもありますが、これで、議会がもっと議会らしく、25人全議員が是々非々で、ことを決するようになれば、緊張感あふれて良いのでは・・・と思ったらそんなことではすまなかったというのが次なる出来事のようです。

4)8月31日、2001年平成13年石川区長の就任と同時に議会と区長から請われて助役(現在では副区長)であり続けた大山副区長さんが、平たく言えばクビになってしまいました。「勇退してくれないか」との区長の弁だったらしいけれど、任期途中での退職勧告はおだやかではありません。噂話のようなことを軽々に書くことはできませんが、8月31日、区役所でたまたま勉強会をしていたので、だいぶ長い時間、お別れの言葉を交わすことができました。
 コウテキハイのこと、定借のこと、コミュニティーのこと、住民運動のこと、民主主義のこと、いっぱいたたかいの思い出がある、立場は逆だけどそうした歴史、苦い経験もふくめ共有してきた方が、本当に役所を去るのだと思うと、正直なところ、寂しさ悲しさもこみあげました。
 区役所内は、一瞬、動揺が走りましたが、さすが、取り直して公務員としての職務に専念しているように見えます。区民のためによいと思えることはどんどん進め、区民や将来世代のために良くないと思うことはどんどんやめる、そんな仕事を一丸となってやってほしいと思います。政治が混迷しても、日本は大丈夫という姿を、千代田区でも発揮してほしいですね。

 こうした中で、最大会派・自民党さんが決算不認定に大きく舵を切るのではないかとの情報も区役所内を走り、職員に衝撃を与えたとの話もあります。そうであったとしても、区長と議会は二元代表でともに区民の代表なのだから、どうどうとその立場で政策論争し、本気でけんかし、本気で言論をたたかわせればいいのであって、何も恐れることはないと思うけれど。
 もし、長野県や、名古屋市のようになったとしても、それは千代田の民主主義がもう一つ進むということなのだから、どちらに転んでもいいのではないかと、私は思っています。

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~4までの一連のできごとは、産経新聞への記事掲載が絡んでいました。実はその前にも、今年の2月にコウテキハイに絡む百条委員会について、唯一、委員会に否定的な記事を書いたのも同じ新聞社の同じ記者さんだという話が庁内にあります。(ちなみに百条委員会では、談合の存在は認定していますが、きちんと読んでいただいているかしら?!)
 すっきりとした、区政になるには、まだ時間がかかりそうです。その思いは、大山さんと私も同じ、別の意味かもしれないけれど、区長さんも自民党さんも同じでしょう。当面、私たち少数派「ちよだの声民主」としては、自分たちの信念に基づいて、微力を尽くすしかありません。 

 こうした中で、決算議会がはじまります。
区役所内外からの、有効な情報どしどしお待ちしています。

小枝

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